ご案内
法律書はわかりにくいのが当り前のようになっていますが、それは著者にレクチャーのスキルが欠けているからだと思います。その点、林田学さんの「林田学のビジネス法務入門【民法編】」はとてもわかりやすく多忙なビジネスマンが空き時間に読むことも可能な内容です。 林田学さんはこう述べています。 「ビジネスマンを対象とした法律の本はいろいろあるけれども、むずかしくてよくわからない、とか、ありそうもない例ばかりが並んでいて戸惑ってしまう、という声をよく耳にします。その原因は、おそらくその本が学術書の民法を基にして作られているからではないかと思います。まず、日本の法律学術書は無意味にむずかしく書かれています。むずかしいものこそ学術書であるという、ある種の「迷信」もあるように思います。本当にわかっている人ならいくらでもわかりやすく説明できるはずなのに、そういうことをやる人はあまりいません。ですから、法律学術書を基にして民法の本を書くと、どうしてもむずかしくなってしまいます。次に、日本の法律学術書に出て来る例は、明治時代の本と大して変わりません。日本の法律学者の中には、世間と交わらないことをよしとしている人が多いので、どうしても世間知らずになりやすいのです。ですから、未だに馬を買ったの売ったのという例が登場してきてしまいます。したがって、そういう本を基にして作られた本は、どうしてもトンチンカンな例が並んでしまいます。 そこで本書はわかりやすく、かつ、実用的に説明することを心がけています。そのため、定義からはじまって、一つ一つの制度の要件や効果を説明するという、古典的な説明パターンは用いていません。まず、第1章と第2章で民法の構造や基礎知識を学び、第3章で実用に即しながらいろいろな制度や問題を学びます。 この第3章が本書の中心部分であり、実際の裁判例を素材にしながら、いろいろなビジネスの話も織りまぜて説明を行うようにしています。さらに第4章で、民法の周辺に出てくる様々な法律を簡単に説明しています。そして最後の第5章で、民法に登場するキーワードの説明をしています。ここはまとめや事項索引としても用いることができるでしょう。 以上、ビジネスに必要な民法の知識を分かりやすく理解していただくために、私なりに工夫を凝らしました。本書が少しでもビジネスマンの方々のお役に立てれば望外の喜びです。」 ビジネスマンの方々へおススメの一冊です。
